好中球の食作用☆

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好中球は、ケモカインや補体などの走化因子に導かれて盛ん に遊走運動(アメーバ様運動)を行います。細菌などの異物に 到達すると、細胞膜を広げて細菌を包み込むようにして細胞 内に取り込みます。この食作用(貪食とも呼ばれます。)によっ てできる袋状の構造は食胞と呼ばれ、食胞の中に放出される 活性酸素や消化酵素で細菌は殺菌されます。

好中球は白血球のうちで最も数が多く、体内に侵入した細菌 などに対し素早く大量に動員されて処理、排除する、自然免 疫の主要な役割を担っています。好中球の寿命は短く、血管 外に出て異物を処理した後はすぐに死にます。傷口に出る膿 は好中球の死骸の塊です。